フラワーアレンジメントを作るための技術やアレンジの形をご紹介していますが、最初に悩むのはお花選びではないですか?
一見簡単に見えてたくさんのお花を使うフラワーアレンジメントでの花選びは結構大変。
単一でかわいいと思う花すべてを用意して一緒にすると「全然合わない!」とか「なぜかこれだけ浮いてしまう!」なんてこともありますよね。
また種類は違うけれども同じような花を集めてしまったりということも。
花選びを間違うとたくさんお花を買ったのに全体的にはお花がたりない感じ、もしくはぎゅうぎゅうに詰まりすぎな感じになったり・・・
その解決法を3つの項目に分けてご紹介します。
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目次
フラワーアレンジメント 花選びのポイント “色”
色を分類すると色の色相・明度・彩度の3つの要素があります。
これを3属性三属性といいます。
色に関して詳しくはこちらのサイト
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お花のアレンジもインテリアもカラーコーディネートで心地よく❢
を参考にしてくださいね。
初心者にとっても色遣いがしやすいのが同系色。
色の3属性から見て相性の良い色…同系色のグラデーションで色味をそろえます。
同系色とは1つの色の濃淡の違いと(カラーサークルでは中心から外側への縦のグラデーション)と色相の直ぐ隣の横並びの色の変化によるグラデーションになります。
メインの色を中心に隣り合う濃淡グラデーションと色相グラデーションでまとめるとまとまりやすくなります。
唐突に明るいものがあったり、暗いものがあったり、まったく違う色があったりして浮いてしまうことがなくなります。
優しいピンク系
情熱のレッド系
クールなブルー系
清楚なホワイト系
キュートなオレンジ系
元気なイエロー系
スタイリッシュなグリーン系
など色のテーマを決めてメインの色の周辺の色味でまとめるようにします。
また気を付けたいのが色の濃淡が極端すぎること。
ベビーピンクとショッキングピンクなど濃淡が両極端な色を合わせると、イメージがちぐはぐになります。
なるべく隣り合うような色を選びます。
もし両極端の明度の色を使いたいときは 白い小花やグリーンの葉物でワンクッション置くようにすると色なじみがよくなります。
ちなみにホワイト、クリーム、グリーンなど、間に置いて色をなじませる色をクッションカラーといいます。
色の選び方で花選びが成功しやすくなりますよ。
反対色は中級、上級者になります。
カラーサークル上で全く反対の色を合わせます。
全く反対といっても不自然になることはありませんよ。
ビオラやパンジーなど、1つのお花の中に反対色《パープルとイエロー》が入っていたりしますよね。
自然界にもあるので素敵な組み合わせなのですが問題になるのはその分量。
アレンジの中に数種類のお花を入れるのに反対色が同じ分量あると、色がなじまずに、とってもきつい印象になってしまいます。
反対色を入れるときはアレンジにちょっとアクセントを加えたいとき、ピリッと全体の印象を締めたいときにちょっとだけ使います。
同系色ばかりでぼーっとした印象になってしまうときはちょっと反対色を入れてあげます。
コツ!反対色の分量はほんのちょっと❣
メインの色:反対色=7~8:1
このくらいから始めてみてくださいね。
反対色の例:
レッドパープル&イエロー
ブルー&オレンジ
ピンク&イエローグリーン
フラワーアレンジメント 花選びのポイント “花の種類・形”
お花の種類・形はマスフラワー、フィラフラワー、ラインフラワーの3つに分類されます。
大きい塊になる花
大輪のバラ、大きなカーネーション、アジサイ、ひまわり、ガーベラなど。
アレンジメントの中心《フォーカルポイント》になるお花が多いです。
良く作られるラウンド、オーバルなどの丸い形のアレンジメントにはもちろん、縦のラインを意識したトライアングル、Lシェイプ、バーティカルなどにも使われます。
スプレーで水を噴き出した時のように枝から小さなお花がたくさん飛び出しているような形状のものをフィラフラワーといいます。
良く知られるのがカスミソウ。
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マトリカリア、ブプレリウム、ワックスフラワー、アルケミラモリス、レースフラワー、ソリダスターなど。
アレンジメントの間を埋めたり、クッションになり、アレンジメントの一体感をだす用途があります。
必ず入れてくださいね。
縦のラインを強調するお花やアレンジの中でアクセントを出したいときに使います。
茎がスッときれいに伸びているものはそのまま、スタイリッシュにラインを出すために使います。
ライン状でお花がいくつもついている種類のものは茎を切り離して使うこともできます。
*茎のラインの綺麗は物では
カラー、ルピナス、グラジオラスなど
*茎に花がたくさんついている種類では
デルフィニウム、ストックなど
アレンジのときはメインになるフォーカルポイントに、マスフラワーをえらびます。
サブの花にフィラフラワーを入れて、デザインにラインが必要な時はラインフラワーを入れます。
ここにデザインに合ったグリーンの葉物を入れると全体がまとまり、引き締まります。
フラワーアレンジメント 花選びのポイント “花の本数”
では、マスフラワーなら何本、フィラフラワーならどれぐらい入れればいいの?って思いますよね。
大体の量がわかれば入れたい花も絞りやすくなります。
小さめのアレンジはコーヒーカップやジャムの空き瓶などに入れる場合。
花の種類は3~5種類、花の本数は全体で5~6本選びます。
1. フォーカルポイントになるマスフラワーを1~2本選びます。
大きめのバラ、ガーベラ、カーネーション、チューリップ、ヒヤシンス、ダリア、葉ボタンなど。
種類は別でも構いません。
同じ種類ならちょっと色を同系色で変えてもOK。
2. その他の花、フィラフラワーを同系色やホワイトで選びます。
花の大きさを変えるとリズムが出ますよ ❣
*中ぐらいのお花の大きさなら、スプレーカーネーション、アリストロメリア、リシアンサス、スプレーバラ、レースフラワー 、スイートピー、ブルーレースフラワーなど
*もっと小さなお花ならマトリカリア、ビバーナム、ブルースター、ホワイトスター、ミモザ、ブプレリウム、ナデシコグリーントリュフ、ビバーナムティナス(実)、ヒペリカム、シルバーブロニアなど
*ラインフラワーを使うときは花ついている部分で茎を切って使います。
ベラドンナ、カラー、ストック、デルフィニウムなど
花の大きさを変えて2~3種類のフィラフラワーを選びます。
色は同系色のグラデーションで区別します。
ちゃんとした花器を使った場合は花がもっと必要になります。
小さめのアレンジの花選びの要領で花を揃えます。
マスフラワーは奇数になるように足します。
色や種類は同じでもちょっと違えてもOK。
フィラフラワーは中くらいのもの、小さめのものを足します。
ラインのものならちょっと長めに切って使えます。
フラワーアレンジメント 花選びのポイントとコツのまとめ
お花屋さんで見ていると、どの花もかわいくてあれもこれもと使いたくなってしまいますが、基本の花選びの3つのポイントを思い出し選んでくださいね。
かわいいからといってメインのマスフラワーばかり選ぶと重くなってしまいます。
フィラフラワーばかり多いとスカスカした感じになります。
メインの色、形・種類《マスフラワー(メイン)・フィラフラワー(サブ)》、本数の3つのポイントを押さえて花を見ると選びやすくなります。
後は葉物(グリーン)を入れるとイキイキしてきますよ。
色に関してはこちらのサイトでもさらに詳しく説明しています。
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お花のアレンジもインテリアもカラーコーディネートで心地よく❢
是非参考にしてくださいね。
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