花の多い時期は庭だけでなく家の中にも花があふれていますね。
庭の花を切って部屋に飾ったり、スーパーでもカジュアルに使える手ごろな価格の花束がたくさん見つかりますよね。
そんな花を長持ちさせるテクニックについては
⇓ ⇓ ⇓
でご紹介しました。
さらに、最後の最後まできれいに使うには
切り花を『ポプリ』にして、香を付けて楽しむことも一つの方法です。
ポプリにはモイストメソッドとドライメソッドの2つの作り方があります。
ポプリの香りを長持ちさせるのに必要不可欠なものと作り方をご紹介します。
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目次
ポプリの香りを長持ちさせる必需品
ポプリを手作りするのに欠かせないのがポプリ保留材です。
ポプリ保留材としては一般的にはオリスルート、クローブ、ナツメグなどが使用されます。
説明ポプリ保留材とは・・・素材の香りを引き出し、香りを保ち、長持ちさせるためのもので、香を飛ばないように固定するためのものです。
説明オリスルートとは?オリスルートはニオイアヤメの根を乾燥させたもので、古代よりスミレの香りの香料として使われいて、どんな香りのポプリとも合わせやすい保留剤です。
ポプリの作り方1 モイストメソッド
庭に咲いている花なら、天気の良い日に、つぼみから咲き始めた花ばかりの花を摘み取ります。
朝露も蒸発して、湿気の付いていない状態のお花がベスト。
もちろん買って来たり、いただいた花束の切り花であっても大丈夫。
1. 摘み取ったお花を吸湿、吸水性のある布や吸い取り紙の上に並べます。
2~3日すると花弁が縮んで半分ぐらいの大きさになります。
2. その状態になったら瓶に塩、花びら、塩と交互に重ねていきます。
一日一回、瓶の中をそっとかき混ぜます。
これを2週間ほど続けます。
このころには花も完全に乾燥して壊れやすくなっています。
3. この状態になったら、ポプリ保留剤としてオリスルートやトンカビーンズの精油を加えます。
4. 蓋をして6週間ほど熟成させてから使用します。
ポプリの作り方2 ドライメソッド
用意するお花は最初のモイストメソッドの時と同じような状態のお花です。
1. ドライメソッドでは最初にお花を完全に乾燥させます。
乾燥の仕方はモイストメソッドと同様ですが放置するのは10日かそれ以上。
お花の密集度合いにもよりますが、完全に乾燥するまで置いておきます。
2. 完全に花や花弁が乾いたらビンに花、花弁とポプリ保留材(種や精油)を加えて混ぜます。
3. ふたをして6週間、毎日フリフリして熟成させて出来上がりです。
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切り花のポプリのレシピ
季節のお花を使った3種類のポプリのレシピをご紹介しますね。
手作りポプリ ラベンダーミックス (ドライメソッドにて)
ラベンダーの花の香があまり強くない場合にラベンダーオイルを足してみてください。
ラベンダーの花の香りが十分であれば、ラベンダーオイルはなくても大丈夫です。
*ラベンダー 1/4カップ
*バラの花びら 1/4カップ
*ローズマリー(葉) 1/8カップ
*レモンバーベナ(葉) 1/4カップ
*カモミール(花) 1/8カップ
*オリスルート(粉末) 大さじ1杯
*レモンの皮(ドライ) 大さじ1杯
*ラベンダーオイル(あれば)1~2滴
作り方
1. 花、葉は完全に乾燥させます。
2. 乾燥させた花と葉をビンに入れ、オリスルートの粉末とレモンピールを加えます。
3. あればラベンダーオイルを加えてかき混ぜます。
4. ふたで密閉して6週間熟成させます。
手作りポプリ ローズミックス (モイストメソッド)
バラの甘い香りのポプリです。
*香の強いバラの花びら 5カップ
*ローズゼラニウムの葉 1/2カップ
*粗塩 1/2カップ
*オリスルート(粉末) 大さじ1/2杯
*オールスパイス(粉末) 大さじ1/2杯
*レモンオイル 3滴
作り方
1. バラの花弁とローズゼラニウムの葉を2日間乾かします。
完全に乾いていなくて大丈夫です。
2. 瓶に粗塩 → 花びら、葉 → 粗塩 と交互に入れます。
3. 2週間、毎日かき混ぜます。
4. 3の後に残りの材料をすべて加えます。
5. 栓をして6週間熟成させたら出来上がり。
手作りポプリ スパイシーミックス (モイストメソッド)
*香の強い花 5カップ
*コリアンダースティック(砕いたもの) 1カップ
*粗塩 1カップ
*しょうがの薄切り 1/4カップ
*ナツメグ(粉) 大さじ1杯
香の強い花は・・・
バラ、ダイアンサス、アイリス、シャクヤク、マリーゴールドなど
作り方
1. 花とショウガのスライスを2日間乾かします。
2. 粗塩 → 花とショウガ と1.5㎝の厚さで交互にビンの中に入れます。
3. 2週間、毎日かき混ぜます。
4. 3の後に残りの材料をすべて加えます。
5. 栓をして6週間熟成させたら出来上がり。
まとめ
庭のお花や、いただいた花束のお花を最後の最後まで使いきる手作りポプリの作り方をご紹介しました。
オリスルートなどのポプリ保留材を入れないと直ぐに花の香りがしなくなり草のような匂いになってしまいます。
スパイスは食用のもの、オリスルートなどはハーブ専門店で購入できます。
また、ポプリを熟成させるときは冷暗所で保管するようにしてください。
花の多い時期にドライだけでもしておくといつでもポプリが作れますよ。
小学生の自由研究などにも最適だと思いませんか?
ドライにしたり熟成させる期間を考えると春の花の多い時期に用意し始めてちょうど夏に手作りポプリが完成します。
お花も楽しみつくして、宿題もできて一石二鳥。
子供のいる方は、ぜひ今から子供と一緒にポプリの手作りを始めてみてくださいね。
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