ハーバリウム オイルの選び方 シリコンオイルとミネラルオイルの違い

ハーバリウムはお花の美しさをのままに保存でき、しかもオイルを入れることによってさらにきれいに見える大人気のインテリア。
自分で作りたい人もたくさんいますよね。

一番のカギはオイル。
いろいろなオイルがあるけれども何を使えばよいのかわからないことが多いですよね。
専用オイルでなければいけないのか、オイルによって特性があるのか、
何か違うオイルでも代用できるのかなどなど。

オイルによる特性、お値段の違いと、用途によっての選び方をご紹介します。


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ハーバリウムに使われるオイル

ハーバリウムに使われるオイルで代表的なのはシリコンオイルとミネラルオイルです。
ミネラルオイルでもはーバリウム専用に作られたものと違う用途で作られたもの(ベビーオイルなど)を
代替品として使う場合があります。

シリコンオイル

シリコンオイルの特性

シリコンオイルはお花の色が溶けだしにくく、品質が安定しています。
品質が安定してるとは、温度の変化などによって色、粘度、体積などが変わらないということです。
低温になると白濁したり、どろどろになってしまったり、膨張してしまったりなどの変化が少ないということです。

低温から高温までの広い温度範囲で液体の粘度の変化が小さいため、
航空機、自動車、鉄道車両などの計器油などの精密機械に使われるほどのものです。

またシリコーンオイルは、金属や多くの材料に対して悪影響を及ぼしません。
なのでプリザーブドフラワー、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワーを漬け込んでも変化が少ないといわれています。

花材以外にビーズ、貝殻、リボンなどを入れても大きな変化がなく長持ちさせることができるのです。

他にもシリコーンオイルは、泡を消す効果もあります。

発泡液の消泡剤として利用されるものなので、気泡を嫌うハーバリウムにはうってつけです。

空気が入っていると酸化につながったりします。
気泡ができて時間がたつとそれが外に出ます。

空気の分オイルが下に下がるので下がった分花材の上の部分が出てしまうとそこから腐食や劣化が起こってしまいます。
シリコンオイルは泡を消す作用があるという点でもハーバリウムに最適です。

シリコンオイル 用途

作品のを店頭で販売するときは絶対にこちらを使います。
商品として販売するにはやはり品質が安定していて長く楽しめることが前提になるのでシリコンオイルがおすすめです。

シリコンオイル 価格

プリザーブドフラワー専用シリコンオイルとして500ml、1000ml、2000ml、5000mlなどのサイズで販売されています。

価格は500mlで2000円~
1000mlで3000円前後
2000mlで4000~5000円前後
で販売されています。
(すべて税別、送料別の参考価格です)

メーカーや販売店で小売り価格が若干違います。

手芸店や、ネットショップで購入できますので見てみてください。
ネットショップの場合は別途送料がかかることがありますので気を付けてください。

ミネラルオイル(流動パラフィン)

ミネラルオイル(流動パラフィン)の特性

流動パラフィンはミネラルオイルとも表記されています。
鉱物油の不純物を取り除き、特にハーバリウム用に生成調合されたものです。
粘度があり透明度も高く扱いやすくお花がきれいに見えるように作られています

こちらも問題なくきれいにハーバリウムが作れます。

シリコンオイル程ではありませんが、品質も安定しています。

低温度(‐10℃~-15℃)で白濁することがあります。
反対に言えば不純物が取り除かれているのでこれだけの低温でないと変化が起こらないということです。

高温の場合は夏場などでも液体の膨張が確認されます。
冬場に作った物は夏場になると5㎜から10㎜ほどビンの中のオイルの位置が上がります。

ミネラルオイル(流動パラフィン)の用途

短期間で大きな変化はありません。
がオイルの安定性からいうとシリコンオイルよりも若干変化があるので用途は
趣味用、お教室、展示物などにむいています。

ミネラルオイル(流動パラフィン)の価格

500ml で2000円~

1000ml で3000円~

(すべて税別、送料別の参考価格です)

メーカーや販売店で価格が若干違います。

手芸店や、ネットショップで購入できますので見てみてください。

ネットショップの場合は別途送料がかかることがありますので気を付けてください。

ハーバリウム オイルの代用品

ベビーオイルの特性

なぜ赤ちゃんのお風呂上りなどに使うベビーオイルが出てきたのか?と思いますよね。
これもミネラルオイル(流動パラフィン)が使われています。
ハーバリウム専用ミネラルオイルとの違いは粘度が低くさらっとして、透明度も若干ながら違います。

温度が下がると液が白く濁ることもあります。さらっとしている分、花材などの色落ちも確認されることがあります。
価格が安くて手に入りやすいため使われる方もいるようです。

ハーバリウム ベビーオイルの用途

安定性にばらつきがあるので用途としては自分用、趣味用などになります。

ハーバリウム ベビーオイルの価格

ドラッグストア、スーパーなどで300mlのもので700~900円ほどで販売されています。

[/su_box] 要注意!シリコンオイルと流動パラフィンは混ぜないでください。
白濁します。また引火点が両方で違うため混ぜてしまうと特定できなくなります。混ぜずに短種類で使うようにしてください。
ちょっとづつ残っているからと言って絶対に混ぜて使わないでください。

ハーバリウムのオイルを扱うときの注意点

【万が一の場合の応急処置】
*オイルが皮膚に触れた場合は、水と石鹸で十分に洗ってください。

*オイルが目に入った場合は、清潔な水で15分間洗浄し、直ちに病院に受診してください。

*オイルを誤って飲み込んだ場合は、無理に吐かずに、直ちに病院に受診してください。

【オイルの保管方法および廃棄方法】
*オイルの保管は、ゴミなどの異物や水分の混入を防ぐため、使用後は必ず密栓し、火気及び直射日光を避けて屋内の冷暗所に保管してください。日の当たるところでの保管は安全ではありません。黄ばんだりは品質の劣化につながります。

*不要になったオイルは、空の牛乳パックなどに新聞紙や古布などを詰め込み、その中にオイルを浸み込ませ、可燃ゴミとして廃棄してください

まとめ

ハーバリウムに使われる代表的なオイルについての紹介でした。
それぞれの特性と用途(販売用、趣味用、教室用、飾り用、自分用など)にあったオイルを選んで色々なハーバリウムを作ってください。
自分で作るとまた一層きれいに見えますよ。

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