英語でアーティフィシャル「artificial」といえば、「人工的な」という意味ですのでアーティフィシャルフラワーといえば「造花」ということになります。それをあえてアーティフィシャルフラワーと呼ぶには、わけがあります。
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目次
造花、アーティフィシャルフラワーとは
「造花」というと単に生花でない作り物の花という意味でとらえられます。
開店祝いなどの派手で目を引く花。商店街など人の行きかう街角でにぎやかさを
演出する自然というよりは派手で遠くからでも目立つ作り物の花々をさすことが多いようです。
アーティフィシャルフラワーも人工的に作られた物に変わりはないのですが、
外で目を引くために置かれるというよりは、インテリアとして使われる、よりリアルなものをさすことが多いです。
派手な色の大きな大雑把な人工のお花が部屋の中にあっても落ち着かないですよね。
反対に、外にリアルで繊細な人工のお花をあしらってもにぎやかに見せる、
お客さんの目を引くといった効果は期待できないですよね。
それぞれの用途には、やはり違いがあるのです。
よりリアルで繊細なアーティフィシャルフラワーは生花さながらの見た目、
質感からより生活に密着した使い方がどんどん浸透してきています。
どんなものにつかわれているのか?
生花と見まがうほどの精巧に作られたアーティフィシャルフラワーも多いので
ちょっとした部屋を飾るフラワーアレンジや、扱いやすく壊れにくい特性を生かして
髪飾りやアクセサリー、ウェディングアイテム、おしゃれなお店のディスプレー、雑貨の装飾などに使われることもあります。
最近はその花の種類、色、葉物、実物など種類は豊富で作りたいものに合わせて幾らでもチョイスがある恵まれた状態です。
アーティフィシャルフラワーも、生花のお花屋さんのように季節のお花が出てくるので季節感が楽しめます。つまり季節に合ったアレンジができるのです。
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アーティフィシャルフラワーの特性
アーティフィシャルフラワーのメリット
*アーティフィシャルフラワーはとても丈夫
丈夫な素材でできているので触ったり、動かしたりする場所に使ってもOK.
髪留めなどどうしても力を入れて装着しなくてはいけない部分にも使えたりします。またスマホケースなど手で握ること前提の物にもアレンジできます。
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*アーティフィシャルフラワーはもちろん保水する必要がない。
お水がいらないので部屋の高いところや照明などにもアレンジすることができます。
*アーティフィシャルフラワーは色移りしない
プリザーブドフラワーなどもともと生花だったものを加工し、着色したものはその美しさ、華やかさがありますが、濃い色のものは隣り合うものに色が移ってしまったりすることがあります。私たちもアレンジをするときにとても気を使うところです。リースやインテリアで使う場合、とくに壁に遺漏釣りしないように気を使いますがアーティフィシャルはいろいろな色のものがありますがこの心配は要りません。
*アーティフィシャルフラワーは枯れない
気に入ったものを長期にわたって楽しめます。
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*アーティフィシャルフラワーはとても軽い
とても軽いのでアクセサリーなどで身に着けても負担が少ないです。花嫁さんの花冠、ブーケなど枯れないように水を含ませている生花だと結構重かったりしますがアーティフィシャルのものは本当に軽いので身に着けるものに加工するのに最適です。
スリーウェイチャームの作り方はこちら→卒園式、バッグチャーム、髪飾り 3ウェイコサージュの作り方
*アーティフィシャルフラワーは加工がしやすい
茎にも中にワイヤーが入っているので形を変えたり、花の向きを変えたり簡単にできます。
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*アーティフィシャルフラワーはパーツごとに分かれて分解可能
花、茎、葉、弦などに分解できるので1つのものからいくつ物パーツを作ることができます。
*アーティフィシャルフラワーは大胆アレンジも可能
保水がいらない、加工しやすいアーティフィシャルフラワー、などなど生花にはできない大胆アレンジ、アクセサリーを作ることができます。
*アーティフィシャルフラワーはグリーンも豊富
葉物、弦、多肉植物などなど色々あるのでアレンジのアクセント、動きをつけるものとしてプラスアルファになります。
アーティフィシャルフラワーのデメリット
メリットの裏下返しになってしまいますが気を抜くとこんなことも起こってしまいます。
*枯れないので置きっぱなしにしがち=ほこりをかぶっても放置してしまう
*枯れないので置きっぱなしにしがち=季節感がなくなる。枯れないので夏のアレンジなのにクリスマスまで放置、何てことも。
*日に当たると退色したり、劣化したりする。=フレッシュなエネルギーを感じなくなる。
などなど良いこと尽くめではないのですね。
でもそれには対処法があるのです。
アーティフィシャルフラワーのお手入れ方法
他のインテリアと同じようなお手入れ方法なので簡単に実践できますよ。
*丈夫なので、はたきなどで、ささっと埃をはたいても大丈夫。
でも乱暴にはたくとアレンジごと壊れるのでやさしく払ってあげれば花首がポロリ、
なんてことはありません。
私が良く使用するのはお雛様などの埃を落とす柔らかい羽でできた埃とり。
*日に当たってもすぐに退色したりするわけではありませんが、経年劣化が進みやすくなります。
直射日光が当たる場所は避けたほうが良いですね。
これは布などの他のインテリア雑貨にも当てはまることですね。
まとめ
アーティフィシャルフラワーの特徴、メリット、デメリット、扱い方などをご紹介しましたが、どこで手に入るのか、ご紹介します。
*ユザワヤなどの大型手芸店
*横浜ディスプレイミュージアム
*ホームセンターの園芸コーナーなど
*100円ショップ 「セリア」など
100円ショップでも花材によっては本当にリアルなものがあります。
*ネットショップも豊富に取り揃えているところが多いですよ。
はなどんやアソシエは日本最大級の花材通販サイト。
一番気をつけたいのが飾り方。
いくら生花のようにきれいで繊細な作りと入っても、買ってきてそのまま花瓶にがさっと挿すだけではちょっとさびしいですね。
やはりそれぞれの美しさが生きるような使い方、アレンジをしていきたいものです。
またお花の選び方、アレンジのコツ、テクニックなどもご紹介していきますのでお楽しみに。
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