酷暑に耐える夏の花とその水やりについて
夏の花 暑さに強い簡単お手いれの花は? 水やりも楽なのはこの花です!
でご紹介しました。
日当たり、水はけのよい場所を好み、最小限の水やりでOKなお花を選びました。
できたらちょっと手を加えてあげるともっと元気にどんどん増えますよ。
お花別にそのひと手間をご紹介します。
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夏の花 植え付けとお手入れは? 一年草の場合
一年草とはその年限りで終わってしまうものです。
毎年違う花に変えたり植え替えできるのがうれしい草花です。
肥料のことも紹介していますが 【N-P-K】という表記が出てきます。
これは肥料の成分【窒素:リン酸:カリ】の割合をしめしたものです。
園芸店、ホームセンターなどで売られている肥料にはこのような表記がされているので参考にしてください。
作業の中で出てくる言葉で【はながら】は枯れた花のこと。【はながら摘み】は枯れた花を摘み取ることです。
*ニチニチソウ

ニチニチソウ
数株植えるときは鉢植え、庭植えともに株と株の間にもう1株入るぐらいの間隔をあけ植え付けます。
株の表面の土が見えるぐらいの深さで植えます。
深く植えすぎると、株元に湿気がたまりやすくなります。
風通しの良いところが好きなので過湿にならないように気を付けます。
カップから取り出して土に植えるときには、土を崩したりほぐしたりしなくて大丈夫。
土質はあまり選びませんが、水はけのよい土(赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土など)を好みます。
これに緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を規定量の半分施し、植えつけ時の元肥とします。
咲き終った花は自然に散りますが、株の上に残ったままにすると病気になりやすくなります。
花の後は花びらなどを取り除き周りをきれいにしましょう。
元肥も、少なめでOK。
濃度が高い肥料を施すと根が傷んでしまうので、1回に施す肥料は少なめ、薄めと思ってください。
鉢植えでは、薄めの液体肥料(N-P-K=6-6-6)と緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12)を併用します。
庭植えでは、緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12)のみ使用します。
*ジニア
水はけのよいところを好むので土をやや高く盛り上げて植えつけます。
横に広がるタイプの種類は30cmくらいの間隔をとって植えます。
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。
伸びた茎の切って形を整え、栄養を新しい枝に行くようにします。
これを切り戻しといいます。
天芽(いちばん上の芽)から数節下で切り戻すと、新しく枝が横からたくさん出てきます。
特に花がら摘みを行う必要はなく、8月中旬くらいに草丈の1/3くらいの位置で切り戻します。
植えつけ時に緩効性肥料を元肥として施します。
元肥とは植え付けの時に置く肥料。
追肥として液体肥料を10日に1回程度施します。
追肥とは定期的に上げる栄養剤です。
*ポーチュラカ
植えつけ適期は5月から8月。
厚いときのほうが大きく成長しますので植え付けは8月中旬までにします。
植えつけ時に、根鉢は崩さずそのままで大丈夫。
非常に旺盛に育って地面が見えなくなる勢いで大きくなるので、伸びすぎて邪魔になったら、好きな位置で剪定して大丈夫。
それほど丈夫な植物です❣
庭植えの場合は、肥料は不要。
*マリーゴールド
春にタネをまいて育てます。
市販のポット苗を利用する場合は、霜が下りなくなってから植えつけます。
花がら摘み:放っておいても花は咲き続けますが、花がらを摘むと病気の予防になります。
切り戻し:夏の高温期に花が咲かなくなったり、伸びすぎて形がかっこ悪くなったら、高さの半分くらいに思い切って刈り込んでしまいます。
すると秋には再びこんもりと花が沢山付きます。
庭植えは、植えつけ時に堆肥や腐葉土などを混ぜておけば、特に肥料を施す必要はありません。
鉢植えでは、肥料切れしないよう、定期的にリン酸分の多い肥料をあげます。
*センニチコウ
赤玉土(中粒:腐葉土:酸度調整済みピートモス=5:3:2の割合で混ぜた、水はけのよい土を好みます。
元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜて植えます。
植えつけは5月から8月が適期です。
植えつけ時、根鉢をくずさなくてOK。
浅く植えることで風通しがよっく病気になりにくくなります。
枝がぐらつく場合は支柱を立てます。
花がら摘み:開花中、枯れた花は摘み取ります。
きれいなうちに摘み取って、ドライフラワーにして楽しめます。
切り取らないでいると茶色くなっちゃいます。
ドライフラワーで楽しんでも、ハーバリウムで楽しんでもいいですね。
ハーバリウムに使うときは完全に花を乾燥させてくださいね。
切り戻し:6月から10月、花がらばかりになってきたら、切り戻して姿を整え、新芽を出させます。
切り戻すときのポイントは各枝に緑の葉が残る程度にきります。
支柱立て:5月から11月、伸びて不安定になった柱を立てます。株を固定しましょう。
センニチコウは頭が大きくて、根はあまり深く植えられないので株を固定するために支柱を立てます。
鉢植え、庭植えともに、5月から10月の間に、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を月1回あげます。
*メランポジウム
植えつけ適期は4月から7月。
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大きく育つので、株間は20cm程度あけて植えつけます。
特にありません。
なるべく楽をしましょう❣
鉢植えは、5月から10月の間に緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を定期的に施します。
庭植えは、特に肥料を施す必要はありません。
肥料を上げると食べ過ぎで体調不良になるといった感じです。
*コスモス
4月から5月に植えつけます。
鉢植えでは、水はけのよい用土を使い、深く植え内容にします。
庭植えでも水はけのよい場所に元肥をまぜて浅く植え付けます。
5月から8月にかけて摘心を繰り返して育てると、草丈を低く仕立てることができます。
庭上の場合は少ない肥料でもよく育ちます。
元肥として緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-15)を施すだけでOK。
鉢植えの場合は、逆に肥料が不足しがちになります。生育の様子を見ながら、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を置き肥し(株本の土の周囲に肥料を置くだけ)、さらに液体肥料(N-P-K=6-10-5)をあげます。
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夏の花 植え付けとお手入れは? 宿根草の場合
宿根草は冬になると葉は枯れてしまいます。
でも根はその分栄養を蓄えて元気です。
なので春になるとまた新芽を出して咲き始めます。
毎年、何もしなくても育って花を付けるのが魅力ですね。
*ゼラニウム、アイビーゼラニウム

ゼラニウム
真夏と冬を除けば、いつでも大丈夫です。
鉢植えで根詰まり(根っこが伸びすぎて鉢の中でぱんぱんに貼ってしまうこと)や根腐れ(水はけが悪く根が腐ってしまう)していそうなときは、根鉢をほぐして、もしくは、根を切ってしまいます。
丈夫なので、思いきって古い根は取り除久野がポイント。
花がら摘みと枯れ葉取り:たくさんの小花からなるゼラニウムは枯れた花はすぐに摘み取ります。
花房のほぼ全体が咲き終わったら、花茎のつけ根から横に折り倒し、取り除きます。
黄色くなった葉も取り除きます。
切り戻し:大きくなりすぎてかたちが崩れたら、わき芽のある節の上で切り戻します。真夏と冬を除けばいつでも切り戻しできます。
元肥としてカルシウムを含む緩効性肥料を加えておきます。
生育が旺盛な早春から初夏と、秋に追肥します。
*フロックス

フロックスパニキュラータ種 宿根草
合った場所に植えつければ、あまり手をかけなくてもよく育つ丈夫な植物です
切り戻し:6月から8月
害虫や病気を防ぐために梅雨どきに切り戻して茎を短くし、風通しを置くしておきます。
パニキュラタ種は花が少なくなったら切り戻すと、二番花(次の花)が付きやすいです。
花がら摘み:花後、花びらは自然に散りますが、がくが残ります。
放置すると病気になることがあるのでに3月から10月はこまめに取り除きます。
鉢植えは、3月から6月、9月から10月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を定期的に肥料をあげます。
庭植えへの肥料は、特に必要ありません。
*クレマチス
真夏を除き、一年中植えつけ、植え替えができます。
休眠中の12月から2月中旬ごろが、最適です。
花がら摘み:花首から切り取ります。
剪定:四季咲きの品種は、花が咲いた後に剪定すると、その後に伸びてきたつるに、花芽がつきます。
基本的には、つる全体の長さの1/3~1/2ぐらいを残し、早めに剪定します。品種にもよって、年2~4回は花を付けます。
生育期間中の早春から晩秋にかけては、定期的に肥料あげます。
緩効性肥料を真夏を除いて1~2か月に1回、液体肥料を月2~3回を目安あげてください。
まとめ
暑い夏を乗り切るおすすめの一年草と宿根草のスペシャルお手入れ法をご紹介しました。
どれも、
*必要なのは枯れた花は取り除く。
*肥料をあげる
*伸びすぎたら切る
が基本です。
夏の花 暑さに強い簡単お手いれの花は? 水やりも楽なのはこの花です!
で紹介したカラーリーフに関しては肥料を施すとか、株を分けるとか、いろいろありますが経験上放置していても全く問題ありません。
放置してもきれいにどんどん増えます。
ただ1つ気を付けたいのが枯葉が残ること。
ほかの植物の枯葉や花柄がそのまま落ちて、どんどん重なっていてもあまり気が付かなかったりします。
虫の住処になったり病気になりやすかったりするので枯葉などは取り除いてくださいね。
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