4月5月にたくさんのバラの花を咲かせてくれた後に四季咲きのもの6月7月には花がらつみ、シュートのお手入れをしました。
8月は夏本番、今や9月といっても秋というよりも8月の続きという感じで酷暑が続きますよね。
この暑さで辛い時期を何とか夏バテさせずに乗り越えさせてあげたいですよね。
8月9月は真夏の暑さに負けないためのお手入れが中心になります。
一番大切なのが水やり。
次が病害虫の予防。
そして肥料と雑草の手入れです。
それぞれ鉢植えの場合と、地植えの場合のお手入れをしてまたきれいにお花を咲かせましょう!
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目次
暑さ対策
つるバラ 地植えの暑さ対策
暑くても日陰へ動かすことができない地植えのバラ。
そんな時はバラの株の周りにグランドカバーの植物(背が高くならず地面を覆う植物)があると乾燥もしませんし、土が直接日光を受けて熱をこもらせることもありません。
我が家ではアジュガとセダムを植えています。
アジュガはどんどん這うように横に伸びていきます。
根が深く貼ることはありません。
4月に花芽を伸ばして紫の小さな花を沢山付けてくれます。
セダムは涼し気なグリーンを保ってくれます。小さいですが白い花も咲きますよ。
他にもクリーピングタイム(春にピンクの小さな花がたくさんつきます。)もおすすめ。
どれも横にどんどん広がって成長するタイプの優れたグランドカバー。
暑さに関係なくグリーンをキープして毎年花まで咲かせてくれます。
つるバラ 鉢植えの暑さ対策
1. 鉢を大きめの素焼きの鉢に入れる!
鉢に直射日光が当たらないように大きめの素焼き鉢を用意して、軽石などを下に敷き詰めてからバラの鉢を入れてしまいます。
なぜ素焼きの鉢が良いかというと、水やりをした時に水を吸収しやすい=乾燥しやすい=こもった熱を逃がしやすい=気化熱で鉢は冷えるという利点があるからです。
こうすることで外の鉢とバラの鉢の2重構造になります。
この隙間にミズゴケを入れてあげるとさらに断熱、遮熱効果があり、水の蒸発も防いでくれて水切れを起こしにくくしてくれます。
2. 鉢の下にレンガなど均等な高さのものを2つほど置きその上に鉢をのせる
レンガは並べて置かず、間をあけておきます。
その上に鉢をのせることで通気性もよくなり、照り返しを直接浴びることもなくなります。
3. 日光は好きですが熱には弱いバラなので夜になっても夏の余熱が気になります。
コンクリートや外壁など温まりやすい、熱のこもりやすい場所には置かない、もしくは、すだれなどをかけて熱がこもらないようにしておきましょう。
つるバラ 夏のお手入れ 水やりは最重要課題!
つるバラ 地植えの水やりのポイント
基本的に雨水だけでも良い地植えの植物ですが、さすがに真夏の晴天続きではそういうわけにもいきません。
そんな時は午前中(涼しいうち)に株の周りにたっぷり水をやります。
株の周りだけにたっぷり、下までしみこむように水をやるのがポイント!
株周りだけでなく、花壇全体に水を撒くと蒸気でサウナ状態になってしまいます。
上からは直射日光、下からはもわ~っと下湿気で挟まれてしまうのはバラにとって一番よくない状態です。
人も同じですよね。
また、午前中に水やりを忘れたからといって昼間に水やりは絶対にしないでくださいね。
土の中で水が温まってしまいますから。
つるバラ 鉢植えの水やり こんな方法も
1. 夕方にバラの株の周りだけでなく鉢の上からたっぷり水をかけます。
鉢自体を水で冷やして熱を冷ましてあげると、根も傷まず夏バテしにくくなりますよ。
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2. もし、鉢の近くにコンクリートがある場合は夕方に水打ちをして温度を下げてあげます。
バラがなくてもやることですよね。
3. 夕方に鉢に水をたっぷり上げた後、5~10分ほど後にもう一度たっぷり、鉢の下から水が流れ出するくらい水やりをします。
水を仲間で浸透させ、熱もおいだします。
4. 鉢ごと水を貼ったバケツの中につけてしまう!
乾燥し過ぎて土がカラカラになってしまったら、水を入れたバケツにぼこぼこと鉢の中にたまった空気が出なくなるまで10分ほど付けておきます。
土も完全に湿って柔らかくなり、水を吸収しやすくなります。
でも、そんなに乾燥し過ぎないようにしてくださいね。
夕方に行うことを忘れずに‼
つるバラ 夏のお手入れ 害虫の予防、駆除 バラを守ります‼
バラにとっての敵は暑さだけでなく、育ち始める根切り虫も!
コガネムシやカミキリムシの幼虫で、カブトムシの幼虫にも似ている通称”根切り虫”
根っこを丸ごと食べてしまう凄い食欲旺盛な幼虫です!
「オッ、カブトムシの幼虫!」と勘違いしてそのままにしていると大変!
根を食い荒らしてあっという間に枯らしてしまいます。
私も、うっかりオリーブの木を枯らせてしまったことがあります。
つるバラを害虫から守る! 地植えの場合
とにかく見つけて捕殺するしかありません!
こんな状態だったら、根切り虫を疑え!
*枝、葉が元気がない
*土壌改良していないのに土がふかふかしている
*花付きが悪い
*地面が沈んでいる
*雑草さえも生えてこない
こんな時は根を傷つけないように土をそっとひっかきます。
出てきたら、捕殺。
つるバラを害虫から守る 鉢植えの場合 植え替えも!
植木鉢の中にも潜んでいます。
こんな状態だったら、根切り虫を疑え!
*根がぐらぐらする
*雑草が生えない
*土の表面が落ち込んでいる
そんな時、どうする⁉
根っこが食べられて小さくなってしまっているので、そっと株を取り出して一回り小さな鉢に植え替えます。
効果がすぐに出る液体活力剤を与えて涼しい場所で2か月ほど休ませます。
根切り虫は根っこすべてを食べつくす本当に怖い食欲の持ち主。
草むしりの時はぜひこの幼虫がいないか気を付けて見てくださいね。
つるバラ 夏のお手入れ 肥料と雑草の処理は?
つるバラ 地植え・鉢植えの追肥と雑草
地植えのものは肥料は上げなくても大丈夫です。
(地植え1年目の株と鉢植えの場合は元気がなければ液体肥料をあげます)
雑草は8月は乾燥し過ぎないように抜かずにそのままにしておきます。
9月になって台風などが来る前に除草しておきます。
つるバラ 8月9月のお手入れのまとめ
8月9月は基本の暑さ対策、効果的な水やりと害虫駆除がポイントになります。
とにかく熱いので曇りの日、朝のうちなど、熱くなり過ぎない天気、時間帯を選んで作業をしてくださいね。
水を用意して、大体2時間をめどに切り上げるように決めておきます。
一生懸命になりすぎるとバラどころか自分が倒れることになっちゃいます!
くれぐれも気を付けて作業しましょう。
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