鏡餅 飾り方は? お供えする場所は? お供えと鏡開きはいつ?

お正月の準備に欠かせないのが鏡餅。

新しい年の福を授けてくださる年神様が各家に来て下さるので、その目印として家の外に出すのが門松。

いらして下さった年神様にお供えするのが鏡餅です。

鏡餅は神様が召し上がるものなのですね。

鏡餅の飾り方

鏡餅の飾り方

年神様の福を授かったお餅は、鏡開きをして家族みんなでお餅をいただくのですが、これは家族みんなで福を分かち合うということなのです。

鏡餅にはいろいろなものが一緒にお供えされていますが、何があって、どんな意味があるのかご存知ですか?

知っていると、一緒に神様にお供えしたくなりますよ❣


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鏡餅の飾りと品々の意味

*大小の丸いお餅    お供えの主役です。

*だいだい   大体ミカンで代用されていて、お餅の上にのせますよね。柑橘系の実です。

*五平   紅白の四角が交互に連なる飾り

*裏白  シダ系の植物の葉

*四方紅 お餅の下に敷く4辺が赤く塗られた半紙。市販の鏡餅に添付されていることもあります。

*三方 お餅をのせる台

*海老

*干し柿 よく串に刺さってお餅とお餅の間に挟まれています。

*こんぶ

などなど沢山あります。

神様もおなか一杯になりそうですよね。

それぞれの意味は・・・

丸餅 またはお供え餅

神様をお祭りするのに使われる『三種の神器』鏡、玉、剣の鏡を模したものとされています。

また大小の丸餅を重ねているのは太陽と月を表していると言われています。

重ね重ねといえば、幸福も重ね重ね来てもらいたいという願いも込められているとか。

橙 だいだい

神様をお祭りするのに使われる『三種の神器』鏡、玉、剣の玉を模したものそされています。

だいだいは、木から落ちずに大きく育つことから、「代々大きくなって落ちずに栄える」という縁起物。

五平 ごへい

四方に手を拡げ、繁栄するようにという願いが込められています。

赤と白を使うのは魔よけの意味も。

裏白 うらじろ

長寿と夫婦円満

古い葉とともに新しい葉が次第に伸びてくるので、絶え間なく栄えわたる縁起ものです。

形が左右対称なので、夫婦円満を祝う意味も

杠 ゆずりは

家系が絶えずに続くようにという願いが込められています。

ゆずり木は新しい葉が大きくなってから古い葉が落ちるので、代々家系がうまくつながってゆくことの縁起物です。

四方紅 しほうべに

お持ちの下に敷く半紙で4辺が赤く縁取られています。

災を払い、一年の繁栄を祈願するもの。

三宝 さんぽう

神様にお供えするものを置く足の付いた台。



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四角いお盆でも大丈夫です。

我が家ではお正月に使う黒塗りの銘々盆を使っています。

海老

結納などのおめでたい席には必ずお供えされるのが海老。

腰が曲がるまでの長寿を祈ります。

干し柿

神様をお祭りするのに使われる『三種の神器』鏡、玉、剣の剣を模したものとされているそうです。

嘉喜=善いことがやってくる(嘉来 )という意見の言葉でカキと読みます。

それを縁起の良い長寿の木=柿とかけています。

また、財(たから)が串で刺したように集まるとも言われます

こんぶ

おめでたいところには必ず登場するこんぶ。

『よろこぶ』の語呂合わせ。

語呂合わせも含め考えられる福を集めて年神様に捧げて、1年の平和を願う気持ちが込められているのですね~。



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飾る順番

1. 正式には三宝の上に半紙もしくは四方紅を置きます。

三宝がなければ黒いお盆を使えば大丈夫です。

2. 裏白とゆずり葉を両側から見えるように敷き、その上に昆布を前に垂れるように置きます。

3. コンブの上に大きいほうの丸餅を置きます。

4. 串に刺した干し柿を丸餅の左右に3個づつになるように置きます。

5. その上に小さい丸餅を置いて、干し柿の串だけを挟みます。

6. 海老をお餅の側面において飾ります。

7. 一番上に橙を置いて出来上がり❣

お供えを置く場所

神棚があるお家は神棚。

床の間、玄関、台所(かまどの神様)、リビング、寝室、子供部屋、洗面所(水の神様)、トイレ(かわやの神様)などなど、生活する場面すべてにおいて神様がいらっしゃるのでお供えするとよいのです。

神棚や床の間は今はないお家が多いので玄関やリビングにお飾りもたくさんつけた鏡餅をお供えして、そのほかの部屋には四方紅、2段のお餅、橙だけでも置くと良いですよ。

お供えする日と、鏡びらきはいつ?

鏡餅をお供えする日

鏡餅等のお正月飾りは、12/13日から28日の間か、30日にかざります。

29日は「苦」に通じる、31日は「一夜飾り」といって縁起が悪く、これらの日には飾らないことになっています。

鏡開き

鏡餅は1月11日に下げるのが一般ていです。

小さく砕いて、お汁粉、お雑煮等にして頂きます。

『切る』『割る』という言葉は縁起が悪いとされていたので、新しいことの始まりとしての『開く』という言葉を使ったとされています。

お正月も終わって、仕事も始まり新しい年、新しいことの開始を意味しているのです。

『海開き』『山開き』などと同じような使い方ですね。

鏡開きは旧年の無事を神様に感謝し、神様にお供えした鏡餅をお下がりとしていただく儀式。

鏡開きで割ったお餅を食べると、1年間病気をしないといわれているので家族みんなでいただきましょうね。

鏡餅 飾り方は? お供えする場所は? お供えと鏡開きはいつ?のまとめ

お餅とミカンだけでもお正月らしさが出て新年を迎える気分になりますよね。

でも、鏡餅をお供えする意味とお供えする物の意味が分かると、揃えられたらお供えしたくなりますよね。

できるものからお供えの品をちょっと増やしてみるのもいいかもしれないですね。



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