お供えのお花をこまめに変えるのは当たり前のこと。
ご先祖様にはきれいなお花を手向けたいですよね。
でも結構これが大変とのこと。
毎日のように水替えをしたり、花瓶の中を洗ったり、夏はすぐに茎から腐ってしまったり、そのコストもばかになりません。
で、人気が出てきたのがプリザーブドフラワーの仏花。
水替えの必要がない(というより水分厳禁です)、枯れることもなく夏場の暑い時期に腐ることもないプリザーブドフラワーが、ご年配の方や、いそがしい方などを中心に広がっているようです。
私も実際、仏花のアレンジを頼まれることがあります。
やはり、お供え用に、お花を欠かすことなく、飾り続けるということはなかなか難しいことですね。
そんな仏花のアレンジの注意点についてです。
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プリザーブドフラワーで仏花を作る時の注意点
お花の色
お花の色合いにも、仏花にふさわしいとされるものがあります。
白・黄色・紫・赤・ピンクの5色。
もしくは白・黄色・紫の3色。
お花の数
お花の数は3・5・7と、奇数がいいようです。
お仏壇や飾る場所のの大きさによっても違いますので一概には絶対にこの数字とはいえません。
アレンジを作るうえでまとまりがつきやすい数と思ってください。
花材
花材としては菊(ピンポンマムなど)・カーネーション・デンファレなど。
棘のあるものは避けるべきともいわれますが故人のお好きな花や色合い、
実際にお部屋に飾る方のお好みなども参考に作ってあげてもOK。
写真の物はカーネーション、ピンポンマム、カラー、バラを使っています。
生花のバラには棘がありますが、プリザーブドフラワーにはありません。
ご家族からのご希望もありバラを使わせていただきました。
プリザーブドフラワーでもいろいろな種類のものがあります。
最近は特に菊の種類と色は豊富です。
大きさも小さなピンポンマムから大きな菊、
その花びらの細さなどもバリエーションがあるので選ぶのに事欠きません。
菊ばかりではなく小花があるとアレンジが締まります。
色も写真のようなものであれば落ち着いています。
定番の菊もこのように色を統一すると飾りやすいですね。
こちらは仏花ではありませんが色合いではこのような物も落ち着いていてお部屋、家具などに合わせやすいですね。
マムの色も優しい色が増えているのでインテリアとして選びやすいと思います。
大きさ
大きさは写真のお供えの物で大体、縦20~25㎝、横12~15㎝程で家具の中に納まるように作っています。お仏壇、祭壇のどこにどのぐらいの大きさの物を入れるか必ず確認して作ります。
地方や宗派による決まり
地方や宗派によっては、仏花に決め事がある場合があるので、お作りする前に確認することも大切です。
こうした知識もあわせたうえで、ご家庭にあった仏花を作ることができるのです。
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お手入れ方法
いくらプリザーブドフラワーが枯れない鮮やかな状態をキープできる花であるとはいってもお手入れが必要です。
誇りをかぶったままのお供えの花では申し訳ないですよね。
小さな柔らかい筆などで花びらや葉についたほこりをササッと振り払ってあげるだけで大丈夫。
あとは直射日光は当たらないようにしてあげましょう。
まとめ
お仏壇もインテリアの中でしっくりなじむようなものも増えています。
大きさもコンパクトで、それとは気が付かないものもあるようですね。
そういうコンセプトにあったアレンジのお供えを作ることがポイントです。
プリザーブドフラワーは枯れない=そのまま飾り続けることができる半面、
いつまでもその状態で存在感を発揮し続けるので、
そこで暮らす人にとっても見ていて気持ちの良いものでなくてはなりません。
ご家族のお好みも合わせてお花選び、色選びをするとよいと思います。
また数年たつとやはり色が褪せてくるものもあります。
そのような時は、そのお花だけ、もしくは全部を変えるタイミングです。
またきれいなアレンジに変えてあげましょう。
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