【プリザーブドフラワーに不可欠なワイヤリングとは?】
プリザーブドフラワーアレンジの作り方を紹介していますが、
欠かせないのがワイヤリング技術。
プリザーブドフラワーはほとんどが花首だけで、茎が付いていません。
茎がなければアレンジが作れません。
そこで、必要なのがワイヤー。
針金を使って花に茎を付けてあげるのです。
これでやっとドライフォームに挿すことができます。
これなくしてプリザーブドフラワーアレンジは成り立ちません。
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どんなワイヤーを使うか
工芸用のワイヤーを使います。
詳しくは
をご覧ください。
【主なワイヤリングメソッド】
1.クリスクロスメソッド Criss Cross Method
プリザーブドフラワーといえば、主役になるのはバラ。バラにきれいな茎(ステム)を付けてあげるのがこの方法。
十字にワイヤーを交差させて止める方法です。
まずバラの茎をなるべく短く切ります。
バラの場合#26の太さのワイヤーを使います。
ワイヤーを半分に切ります。
紙用のハサミは絶対に使わないでください。
工芸用、キッチンバサミなどを利用してくださいね。
半分といっても厳密ではありません。
この時絶対にワイヤーを半分に折らないでください。
目分量で半分に切ります。
切るときは時は先端がとがるように斜めに切ります。
バラに挿すのでワイヤーを針のようにとがらせる必要があります。
なので事前にワイヤーを曲げないでほしいのです。
バラの額の花びらぎりぎりのところに対して直角にワイヤーを挿します。
真ん中まで挿したらワイヤーの両側を下に下ろします。
90度回転して同じことをします。
これでクリスクロスのワイヤリングの出来上がり。
2.ツイスティングメソッド Twisting Method
アジサイ、カスミソウ、ライスフラワーなど細かい小さな花や
ばらばらの花びらを束ねるのに有効な方法です。
花自体が細くて弱いので#28ワイヤーを使います。
花を小さな房にまとめます。
ワイヤーを半分に切ります。
そのワイヤーを半分に折り曲げてUピンを作ります。
花の束にUの字を添えます。
2本あるうちの1本のワイヤーを上で2回ほどぎゅっと巻き付けます。
少し下がったところでもう一回同じことをして出来上がり。
2か所で止めることで強度が増します。
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3.ソーイングメソッド Sewing Method
平べったい葉ものに使います。
葉物にはグリーンの自巻ワイヤーを使います。
太さは、葉の薄いもので#28、厚いもので#26を使います。
#28のほうが細くなります。
葉の裏側から1/2に切ったワイヤーを1針、挿します。
真ん中までワイヤーを滑らせ、U字に曲げます。
茎のところでワイヤーで茎ともう一本のワイヤーを
2回ほど巻きます。
ちょっと下で同じことを繰り返して出来上がり。
葉を反らしたり形を付けることができます。
4.フッキングメソッド Hookking Method
ガーベラ、ミニひまわり、菊、マムなど面の広い花に有効です。
ワイヤーの先をフックのように曲げます。
長いほうのワイヤーを花の真ん中に挿します。
できれば茎の中に、その周辺から出ていてもかまいません。
【テーピング】
ワイヤリングをしたらフローラルテープを巻き付けて
見えているワイヤーを隠します。
ぐるぐる巻きつけるのではなく
伸ばしたテープでワイヤーを包み込むように巻き付けます。
そうすることでボコボコ、太くならずにスッキリ細く
巻き付けられます。
テープはワイヤー全部に巻き付けず下2~3cmは
残してください。ここの部分をドライフォームに挿します。
テープが付いたままだと挿しにくくドライフォームに大きな穴が
開いてしまうので、気を付けてください。
まとめ
代表的なワイヤリング方法4つとテーピング方法のご紹介でした。
これができるだけでいろいろなアレンジがきれいにできるようになります。
生花ではブーケ、ブートニア、髪飾り(ヘッドレスト)、お花のブレスレット(リストレット)などに必ず使う技術です。
もちろんアーティフィシャルにも使えます。
ウェディング、クリスマス、お正月、などなど
いろいろ活用する場が目白押しなのでぜひ利用してみてくださいね!
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