昔ながらの季節の節句などが沢山ありますが、なんといっても一台イベントになるのはクリスマス!
クリスマスツリーは床に置く大きなタイプでも棚に飾る小さなタイプでも飾りたくなりますよね。
でもなぜ、木を飾り付けて部屋に置くのでしょう?
でも、その由来って知っていますか?
また飾り始める時期って決まりがあるのでしょうか?
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クリスマスツリーの由来
クリスマスの始まりは、もともとは古代、冬のお祭りとして行われていました。
常緑樹のヤドリギ、コニファー、ヒイラギ、アイビーなどを家の中に持ち込んでお祭りをしていました。
クリスマス【Christmas】の言葉の由来は【Christ’s Mass】といわれています。
4世紀になって、教会でお祝いされるようになったのが始まり。
徐々にキリスト教徒や多神教との間に浸透し、それぞれのお祭りが混ざり合ってクリスマスの源流となったそうです。
なぜ家の中に常緑樹を入れるようになったかというと諸説ありますが。
ドイツではモミの木などに住んでいる小人が幸福を運んでくれるという迷信があり、可愛い飾り付けをしていつまでも小人にずっと木に居続けてもらおうとしたという話もあります。
プレゼントの交換や、ランタンを家の中で灯すのはキリスト教徒の伝統で、今のクリスマスツリーのライトにつながっていると言われています。
クリスマスツリーを飾ることもこのお祝いの1つとされていますが、成り立ち自体はそれほど昔からの習慣ではありません。
1845年、イギリスのヴィクトリア女王の夫、アルバート公が多くの常緑樹を領土中から集めてクリスマスツリーの習慣が広められたと言われています。
常緑樹の葉が中心にクリスマスに世界中で使われています。
ヨーロッパでは、クリスマスツリーには伝統的にヨーロッパモミが使われてきました。
ヨーロッパモミがない北米ではバルサムモミやグランディスモミ、日本では日本のモミの木が使用されます。
どれも常緑樹のもみの木を使っていますが、常緑樹が使われるのは、常緑樹が冬になっても枯れずに緑のままで、強い生命力の象徴とされたことに由来しています。
今ではクリスマスツリーだけでなくクリスマス用にグリーンを基調としたリース、フラワーアレンジメントやガーランドで家中を飾りるのが習慣になっています。
お花屋さんではヤドリギ、ヒイラギ、アイビーなどの常緑の葉に加えて様々な色の花がこの時期に見られます。
クリスマスツリーに使われる常緑樹の葉に殺菌作用と抗菌作用のある常緑樹なのでこれらを輪にしたリースを作り玄関に飾り、魔よけにしたとされる説もあります。
また、クリスマスツリーやリースに飾られたりする、実付きのヒイラギ、リンゴ、ぶどうの蔓、麦の穂、松ぼっくりなどは豊作を願って玄関を飾るようになったともいわれています。
中でもリンゴは寒い冬に保存が利き、薬のような作用もあり作物で、常緑樹に吊して神へのお供えものとしても使われていたとも言われています。
姫リンゴはツリーやリースに付けるのにちょうど良い大きさで、色もきれいなのでよく使われます。
クリスマスツリーの先端にはスターが飾られますが、キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星それにちなんで付けられています。
クリスマスの飾りはいつから付けはじめる?
何時から飾りを始めるかはきちっとは決められていません。
よく聞くアドベントカレンダーというものがあります。
キリストが降誕するのを4週間かけて待ち望む期間をカレンダーにしたもので、タペストリーに12月1日から24日もしくは25日まで小さなポケットがされていてそこに小さなプレゼントやお菓子が入っているというもの。
これを毎日1つ開けてクリスマスまでの日々を楽しむというもの。
またアドベントリースもあります。
リースををテーブルに水平に置いてリースの中にも4本のキャンドルを立てます。
週に1本、キャンドルを灯してクリスマスまでの4週間を待ちわびるというもの。
この4週間がポイントです。
クリスマスまでの4週間を楽しむためにやはり4週間前からクリスマス飾りを始めるのがヨーロッパでは一般的。
ただ、北米・カナダには1月の第4木曜日に祝日の感謝祭【Thanksgiving Day】があります。
親族や友人が集まる大規模な食事会であり、クリスマスと並んで大切な家族行事のひとつとなっています。
とにかく友達を誘って一緒に手作りのターキーを囲むのが習わし。
アメリカ人にはとっても大切な日で私もイギリスにいたときにアメリカ人の知人にお呼ばれしたことがありますが、どこにいても絶対にしなければいけない行事なのです。
この感謝祭が終わって、やっとクリスマスの飾りに移るという家庭も多いとのこと。
日本ではハロウィンが終わると次はクリスマスといった感じですが、大体クリスマスの4週間前ぐらいから飾りつけをするのが多いようです。
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クリスマスツリー飾るのは何時から? その由来は?のまとめ
お祭りや魔除けの風習から常緑樹を家の中に飾るようになったとは、意外な成り立ちでしたよね。
飾り付け開始はキリストの降誕を楽しみに待つ4週間前あたりから。
クリスマスにいろいろなことをつけ足して楽しく過ごす大きなイベントになってきたという感じですね。
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