ハワイ コンドミニアム マリオットのタイムシェアとは?

ハワイ アラモアナセンターのJTBカウンター付近をうろうろしていると「今日のご予定はお決まりですか?」と声をかけてくる女性が・・・

その朝到着したばかりで何となくのプランしか頭になかった私たちは何となく話を聞いてしまいました。

聞けばKo Olina地区にあるマリオットのリゾートホテルというかコンドミニアムマンションの見学のご案内。

マリオット コオリナ リゾートクラブのリゾートマンションの勧誘か~関係ないな~と思いながらもその立地が空港から30分ほど西に車で行ったところのKo Olina地区でハワイ島にいるような気分になるような環境だと聞いて興味がわいてきちゃいました。

マリオットコオリナビーチクラブ クラブハウス ビーチ

マリオットコオリナビーチクラブ クラブハウス ビーチ

確かに西方面の情報ってあまり目にしないし西側ってあまり行ったことないですよね。「ホノルルとは全く違って、どちらかというとハワイ島にいるような感覚になりますよ!」なんて言う説明にのせられて見学に参加することになってしまいました。

見学には送迎バス付でコンドミニアムタイムシェアの説明会2時間参加を条件に現地でのプールなど施設無料使用が2~3時間、プラス説明会参加料として100ドルの現地でどこでも使える商品券がいただけるというものでした。

これについての体験をご紹介します。

ハワイ コンドミニアム タイムシェアとは?

コンドミニアムの購入勧誘と聞いて思いっきり引いた私たちですがマンションの1室を買うような感覚ではなくタイムシェアだということでもうちょっとお手軽に権利を買うことができるということ。タイムシェアってなに?

タイムシェアとは?

アメリカではもう50年ほど前からこのシステムが使われているとのこと。

休暇の長い欧米では一般に受け入れられているとか。

ホテル会社がホテルの1室を使う権利を販売するとのこと。

例えば今回提示されたのはゴールドコース(一番安いコース)で265万円

この金額で1室買えるということではありません。

この金額で毎年マリオットからいただけるポイント数が確定します。

このコースだといただけるポイントは1500ポイント/年。

そのポイントをどう使うかというと・・・(ポイント数に関してはアバウトです)

パターン①

二人で滞在するなら2ベッド、ミニキッチン(IHのみ)のお部屋を選びます。

あとは普通にホテルの予約を取る時と同じように料金表を見て決めるのですがここで表に提示されているのは金額ではなくてポイント数。

ハイシーズンならポイント数が高くなりそれ以外なら週末、平日とポイントが順次少なくなります。

保有ポイント内で使えるように予約時期や滞在日数を調整することができます。

例えば予約したい時期の1室1日のポイント数が150ポイントなら10日間取ることができます。

1500ポイント÷150ポイント=10日 残り0ポイント

10日もいかないよ! 5日で十分というなら

150ポイント×5日=750ポイント使用 残り750ポイント

パターン②

家族4人で泊まりたいとき。

4ベッド、キッチン(電子レンジ、3口コンロ、冷蔵庫)のお部屋。

必要なポイントは200ポイント。

1500ポイント÷200ポイント=7日 残り100ポイント

これもまた5日で十分なら

200ポイント×5日=1000ポイント使用 残り500ポイント

パターン③

クイーンベッド、補助ベッド、フルキッチン

250ポイント×6日=1500ポイント 残り0ポイント

パターン④ 組み合わせ

パターン①の部屋とパターン②の部屋を組み合わせて2組一緒に泊まることもできます。

この場合隣り合った2つのお部屋を部屋内のドアを開錠して行き来できるようにし、大きな1つの部屋として使います。

150ポイント+250ポイント=400ポイント/日

1500ポイント÷400ポイント=3日 残り300ポイント

こんな風に組み合わせて使うことができるので行きたい人数、時期によって柔軟にお部屋を変えることができます。

3日では物足りない! けれどポイントが足りない! どうしよう?

そんな時は次の年の1500ポイントから前借することも可能とのこと。

なので100ポイント前借して今年は1600ポイント保有にすると・・・

(1500+100)ポイント÷400ポイント/日=4日 滞在可能

500ポイント前借すれば

(1500+500)ポイント÷400ポイント/日=5日 滞在可能

となり滞在日数を増やすことができます。

もちろん翌年の保有ポイントはその分減ってしまいます。

組み合わせはいろいろできますのでその時行く人数に応じてお部屋を組み合わせることも可能らしいです。

ハワイ コンドミニアム タイムシェアの残ったポイントは?

その年の使ったポイントを引いた残りのポイントは翌年までに限りのみ持ち越しできます。

なので翌年はその分滞在期間を延ばしたり上のグレードのお部屋を選べたり、旅行人数を増やしたりできるようです。

例えば昨年の残りのポイントが300ポイントなら今年の1500ポイントと合わせて今年使えるのは1800ポイントになります。

ハワイ コンドミニアム タイムシェアの前借とは?

お部屋のの組み合わせでも説明した通り翌年からの前借が可能です。

なので必要な分だけ翌年の分から借りることができます。

例えば今年は3世帯7人家族みんなで記念日をハワイで過ごしたい! なんて時は

パターン①150ポイント+パターン②200ポイント=350ポイント/日

記念日なのでちょっと長めの6日間行きたいなら

350ポイント/日×6=2100ポイント必要になります。

なので不足分2100ポイント-1500ポイント=600ポイントを前借すれば大丈夫。

ハワイ コンドミニアム タイムシェア ポイント合わせ技

例えば来年はハワイで結婚式がある!なんてときは3部屋まとめて数日借りて大家族で泊まるなんてことも可能!

今年は旅行を我慢して1500ポイントを来年に回します。

挙式のある来年は再来年の1500ポイントを前借すれば全部で使えるポイントは1500ポイント×3年分=4500ポイントとなります。

4500ポイント内で使える組み合わせで使用できます。

ポイントを融通することでいろいろなパターンに適用できるのがたすかりますね。

コンドミニアムタイムシェアはハワイだけではない!

このタイムシェアシステムはハワイのマリオット コオリナ ビーチクラブでしか使いないわけではないのです。

マリオットコオリナビーチクラブ 建物

マリオットコオリナビーチクラブ 建物



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マリオットホテルでは使えないものの同じようなタイムシェア専用のコンドミニアムタイプのマリオットクラブで使えるようです。

ヨーロッパでもフランス、スペイン、ドイツなどでも使えますし、バリなど世界数百か所で同じようなポイントの使い方ができるそうです。

ポイントもハワイは高いほうでバリなどはとっても少ないポイントからスタートしているので贅沢なお部屋を長期間使用することも可能。

ヨーロッパも同じ時期のポイント表を見ても比較的ハワイより少ないポイントで使用可能です。

というのも立地が中心地からちょっと離れたところであるというのもあるかもしれませんね。

このシステムで世界中のマリオットクラブが使えるのはとっても魅力的ですね。

ハワイ コンドミニアム タイムシェアのメリット

説明会で分かったタイムシェアのシステムをご紹介しましたがそのメリットをまとめてみました。

*最初に支払った金額で毎年同じポイントがもらえて世界各地のマリオットクラブで使える。

*部屋の所有権・土地の借地権はオーナーのものなので会社が万が一倒産しても所有権は残るので安心。 ポイントが紙切れになることはないとの説明でした。

*本年を含め前年、翌年のポイントの融通が利くのでイベントなどにも備えて使いやすい。

*予約はネットからできるので簡単。

*日本のハイシーズン「お正月・ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク」と世界のハイシーズンがずれているので比較的ポイントが低く簡単に予約が取れる。

*相続できる。自分が使わなくなったらこのポイントをもらう権利は子供や親族などに相続させることができるのでいつまでも使い続けることができる。

ハワイ コンドミニアム タイムシェアのデメリット

でもデメリットもあるんですよ。

*毎月100米ドルほどの管理費がかかる。ポイントを使っていようがいまいがこれは必ず引き落とされてしまう。

*毎年必ず使うことが可能であれば、お得だが2年以上使わないとポイントが無効になってしまう。

*飛行機代は別途負担。予約も自分。飛行機代に関してはハイシーズンはそれなりに高くなりパックツアーよりも割高になる可能性もあり。

ハワイ コンドミニアム タイムシェア 買わなかった理由

魅力的な点もたくさんありますが落ち着いて考えると使い続けられるかどうかが問題となるこのシステム。

結局私たちは見送りました。

その理由は

*アメリカの資産を持つということに対して日本の税金はどうなるのか。日本では不動産を持てば権利であっても固定資産税などがかかりますがアメリカで登記されたこの商品を所有することで国内では全くの非課税なのか課税対象なのか。その場合どのような書類が必要になるのか。

*自分が全くポイントを使わず、誰も次ぐ人もいなく、権利自体を売りたいという時に簡単に処分できるのか? マリオットグループが資産として査定して買ってくれる道と、権利を売買する市場があるとの説明でしたが具体的にどうするのかの説明が不十分。

*もしこの資産を相続した場合相続税はかかるのか。

などなど疑問はたくさん出てきてすべてクリアにしようと質問しても明確な答えは返ってきませんでした。

*また、料金表や初回に払う金額などの書類、システムの詳細が書かれたパンフレットなどが全くない。具体的に提示されないことも不安要因でした。

契約の段階で提示されるのでしょうが、その前に確認のために欲しいところですが提供されませんでした。

*パックの種類もゴールド、プラチナ、プラチナプレミアムと3種類あり年間の付与されるポイント数が違います。そのパックの金額も2~3か月ごとに見直しがあるとのことで固定されているわけではないようでした。

*毎月の管理費もネックになりました。1万円程の負担とはいっても例えば100ドルの負担でも米ドルの為替レートがドル高に振れれば年間でも数万違うことになります。

旅行が趣味の我が家としてはとっても魅力的なシステムとも思われましたが、数百万の出費を今日中に決めろというのもちょっと強引に思われました。

日本ではこの金額での提示はできないとのことでした。日本でもタイムシェアの説明会が行われているようでしたが内容が違うとのことです。アメリカ滞在中に契約決定して10%の手付金をクレジットで入れなくてはいけないというのも性急すぎると思いました。

100米ドルの商品券をいただいているとはいえ、将来使うであろうレジャー費に一気に週百万も投資するのは支出の優先順位が違う気がしました。

最初に説明のための女性が現れ、ホテル全体を見て回りました。

説明が30分ほどあり、次の段階で別の女性が現れて契約に向けてのプッシュが始まりました。

細かい不明点が明らかにならないまま契約には進めないと伝えるのに数十分、最後に別の女性から日本に帰ってからももう一度マリオットコオリナビーチに格安で泊まれる権利を99ドルで買うことを勧められました。日本で日本の税法面での不明点をクリアにしてからまた来てほしいとのことでした。何とかお断りしましたが結構タフな時間でした。

ハワイ コンドミニアム タイムシェアのまとめ

空港から東がアラモアナ地区やホノルルでホテルはもちろんお店やレストランでとってもにぎやかなのは皆さんご存知ですよね。もうちょっと東~東北方面に行けばカイルア地区のカイルアビーチも有名。北へ行けばサーファーの聖地ノースショア。

それに対して西方面はディズニーリゾートやフォーシーズンズのリゾートホテル、ゴルフコースなどが海岸沿いの自然の中に現れたようなゆったりとした環境。

マリオットコオリナビーチクラブ ビーチ

マリオットコオリナビーチクラブ ビーチ

本当にニューカレドニアやバリなどのリゾート地に来たようなその中で滞在期間をのんびりと完結できるような環境です。

これはホノルルでは味わうことができない雰囲気だと思います。

周囲にあるリゾートもホテルとして泊まると1泊8~10万円はくだらないようなのでタイムシェアのポイントで泊まれるこのシステムは割安にもなるようです。

マリオットコオリナビーチクラブ

マリオットコオリナビーチクラブ

今回はマリオットでしたが、ワイケレプレミアムアウトレットではヒルトンのブースがあり、そこでも見学会のあっせんをしていました。

あちこちでいろいろなホテルが同じように説明会をしているようです。

説明会に行くのは自由ですが、勧められて簡単に契約してしまうのもちょっと不安ですよね。

結局はお金のことなので冷静になったところで他の人、家族、税理士さんなどにしっかり相談してからでも良いのではないかと思いました。

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