固まる土 ネルソルとは? そのメリットとデメリットを徹底解剖します

園芸雑誌でも紹介されることがある【固まる土ネルソル】

固まると何が良いの?

と思いますよね~っていうか

園芸用固まる土っていう発想自体あまりないですよね。

固まることで今まで考えもしなかった場所に植物を植えることができるようになるんですよ!

今まであったものも固まる土ネルソルのおかげで格段に簡単にできるようになる

つまりデザインの幅が広がるのです!

固まる土ネルソルのメリット、デメリットを実際に使ってみた感想も一緒にご紹介します!


スポンサーリンク


固まる土 ネルソルの用途とメリット 

固まる土ネルソルの用途

園芸用固まる土ネルソルはもともと土の中の水分だけで十分育つ多肉植物やサボテンがターゲットの固まる培養土です。

固まることで 立体的に 多肉植物やサボテンを飾れる 壁面装飾 できるというのが最大のポイントなのです。

植物を絵のようにレイアウトして飾ることだってできるのです。

そのデザインの幅を広げることができるのです。

固まる土ネルソルのメリット

メリット1.固まる土ネルソルには肥料が含まれている

ガーデニングだと植物に合わせて置き肥(もともとの土に足しておく肥料)や追肥(定期的に土にまく肥料)がひつようになります。

どんな肥料がいいのかまず悩んでしまうのですがネルソルにはもともと肥料が含まれているので何も考えなくて大丈夫なのです。

メリット2. 必要なものは固まる土 ネルソルと水だけ!

園芸、ガーデニングというと

・汚れてもよい服装に着替える
・外で日差しと虫と闘いながらの作業
・植木鉢や培養土を揃えなくてはいけない

などなど手間がかかるイメージがありますよね。

手間がかかる=時間がかかる=思ったときに始められない

というわけで、「かわいい!作りたい!」

と思っても先延ばしになったりしちゃうんですよね。

でも固まる土ネルソルなら少量から使えちゃうんです。

使い方も少量なら厚手のビニール袋(ジップロックなど)に土を使い捨てのスプーンで入れて適量の水を足して、もみもみすれば固まる土の出来上がりです。

バケツやホースなんていりません。

部屋の中でできちゃうんです。

私はいつもお風呂場でササっと作業しちゃいます。

お風呂場ならちょっとぐらい砂がこぼれても平気。

メリット3. 花器、植木鉢を選ばない

土が固まってくれて植物を固定するのでどんなものも花器にできます。

ワイヤーバスケット、ワイヤー小物、かわいい柄のタイルなどなど

なんでも土をくっつけて後は植物を植えるだけなのです。

ワイヤー小物 

ワイヤー小物

間が5㎜程空いていても全く問題ありません。

10㎝×10㎝のタイル

10㎝×10㎝のタイル

こんなかわいいタイルにだって土をもって付けることができるのです。

植え付けて乾いたら立てかけたりして飾れるのです。

「これに多肉植物を植え付けたい!」と思ったらできちゃうのです。

メリット4. 根腐れしない

立体的に多肉植物を飾る形として多肉リースがあります。

専用のリース型に水を含ませたミズゴケを敷き詰めそこに多肉植物を植えこみます。

土が落ちないようにするための方法ですが水がたっぷりの環境なので根腐れ(水分や暑さで根が腐ってしまう事)が起こりやすいともいわれています。

水をたっぷり含んでいるのでとても重くもなります。

植えられた植物を固定しずらいということもあります。

ですが、固まる土ならもともと水の量は少量加えているだけなので根腐れする心配がありません。

1日、日に当てて乾けば硬く固まるので植えたものが動く心配もありません。

メリット5. 土が固まるので室内でも楽しめる

土が固まれば土が風で飛んだり、ひっくり返して部屋を散らかしたり汚したりする心配もありません。

我が家では壁にかけて飾っています。

室内で作って室内で楽しめる!

これが最大のメリットかもしれません。



スポンサードリンク

固まる土 ネルソルのデメリット

そんなに便利な土ならなんにでもつかったらどう?

と思ってしまいますが、使い方によってはデメリットになってしまうことも!

デメリット1. 植物の繁殖用としては適さない

繁殖させるにはどんどん栄養を取って根を横に下にも伸ばして増やすことになります。

するともともと固めた土の量にも限界があります。

繁殖を目的をする場合には普通の多肉植物用、サボテン用の土を使って栽培したほう良いです。

デメリット2. 大きなアレンジには不向き

あまりに大きく広範囲な立体的な寄せ植えなどだとその乾燥にもむらが出てくるので壊れやすくなります。

デメリット3. 土の再利用は?

これは使ってみて思ったことですが、一度乾かして、固めた土を水などでふやかしてもう一度使ってみても以前のような粘り気は再生できませんでした。



スポンサーリンク



糸は引いているのですがやっぱり弱くなっていて固まりにくくなりますね。

もし、根が張りすぎたり、落としたりして壊れてしまった場合には新しい土から作り直すことをおすすめします。

固まる土 ネルソルにある植物 合わない植物

優れものに思える固まる土にも、ある植物と合わない植物があります。

固まる土ネルソルに合う植物

多肉植物、サボテン

基本的に水やりをあまりしなくてよいものです。

自分の体に水分を貯水している、水分の蒸発を抑えているなどの特徴があるのでもともと水やりは最低限でよいものです。

葉にちょっとしわがよったかな~ってかんじたら水を与えればよいぐらいの植物ですね。

我が家のルビーネックレスもいつ水を上げたか覚えてないぐらいでしたが、ルビーのように張りのある葉にちょっとしわが寄ってから水を上げるぐらいです。

通常、水やりをする場合には植木鉢の下から水が流れるぐらいに十分に上げるのですが固まる土ネルソルを使ったあ場合には水を張ったボールなどに花器ごと入れてしまいます。

空気がポコポコ浮いてくるので水を吸っているのがわかります。

水から上げたら土が崩れない状態にして1日ほど日の当たるところで放置するとまた固まります。

合わない植物

水が大好きが普通の草花は固まる土ネルソルには不向きです。

毎日の水やりが必要、とか、土の表面が乾いたら水やりをする、というスタンスのものは向きません。

また、果物、野菜など食用のものには使えません。

固まる土 ネルソルとは? そのメリットとデメリットを徹底解剖しますのまとめ

固まる土ネルソルの特性、メリット、デメリット、注意点などをご紹介しました。

ネルソルはあくまで、多肉植物を観賞用に楽しむための土です。

繁殖用には向きません。

詳しいネルソルの使い方、植え方は

固まる土 ネルソルの使い方と多肉植物の植え方のポイントとどこで買えるかを紹介

をご覧ください。

我が家でもリースにして、もう2年たつ物がありますが土の隙間から根っこを伸ばして成長しています。

固まるといってもセメントのように固まるわけではなく、土の粒の隙間がちゃんとあるので水も根もそこを通って養分を得たり成長できているようです。

ただ成長すると形が変わるので気に入らなくなったら水に入れて土を柔らかくして解体して、植物を取り出してまた作り直してもいいですね。

普通の土に戻して繁殖させることもできます。

固まる土にしてしまったからと言ってずっとそれを使い続けなければいけないわけでもないのでいろいろな楽しみ方をしてください。

合わせて読みたい記事

多肉植物のアレンジ ネルソルを活用その1

手作りリース 多肉植物を使って❣《ネルソル活用その2》

固まる土 ネルソルの使い方と多肉植物の植え方のポイントとどこで買えるかを紹介

100均インテリアのコラボで作るグリーンインテリア《簡単手作りインテリア編》

多肉植物寄せ植えをネルソルで作る おすすめの材料は?100均でもOK?



スポンサーリンク



フォローする

花づくし関連コンテンツユニット